心のプラカードの初日売上げ(オリコン集計)がつい先ほど発表されました。
871923枚。UZAやギンガムと同水準、永プレやSo long!よりも上。
これなら何とか初週でミリオンには届きそう。
握手会の日程は七ヶ月先で募集をかけており、もうとっくの昔に崩壊している。
また、ノコギリ事件の余波から「全握」はなくなり、本店も支店も「全国イベント券」に変わる模様。
握手は個別のみで、全握はイベント開催という方向になるようだ。
この方向性には大賛成ですが、これだとヘビーファンによる複数枚買いの期待が出来なくなる。
一枚でイベントを見れるなら、一枚しか買わなくなりますよね?
(※複数枚買いを前提とする企画や売り方がそもそもどうかと思いますが・・・)
イベントはセトリやMC内容に変化を加えて、完全入れ替え制の一日三回回しが妥当なラインでしょうか。
これだとタイプ別に三種発売された場合、一種ずつ購入すれば各回見れるのでちょうどいい。
HKTだと関東と名古屋と福岡の三カ所でイベントを開催して、全部観覧する強者でも9枚で十分な計算。
まだイベント詳細は発表されていませんが、今後は売上枚数がより厳しくなるのは間違いない。
遅かれ早かれどこかでミリオンを割るは必至。
問題はどこで”割らせる”のか。いつまでミリオンに”しがみつく”のか。
当コラムでは以前より「ミリオンの呪縛」に疑問を呈してきました。
音楽的にも、AKBの活動的にも、早くその縛りから解放されて欲しいと願っている。
ですが、あえて自分の考えとは逆の意見をここからは展開します。
みんなが「ミリオンはもういいだろ」と言えば言うほど、ひねくれ者なので異を唱えたくなる(笑)。
先日、AKBを起用しているCMの出稿量が減っているという記事が出ました。
確かデイリースポーツだったと思います。この記事はYAHOOのトップニュースにもなった。
ところが、その記事が出て数時間後、デイリーからもYAHOOからも記事が削除されました。
裏でどういう圧力がかかったか、クレームが入ったかは推して知るべし。
実はAKBをCMに起用する企業数は全盛期と比較してもあまり変わっていません。
このニュースのポイントは起用数ではなく出稿量であること。
携帯会社など出稿量が多い業種や企業に起用されている人が上位になる傾向がある。
AKBの出稿量が少なくなったのは、AKBを起用する企業の広告にかける予算の少なさが理由だと思われる。
大変言いにくいがストレートに言えば、小粒な企業とのCM契約が増えたということ。
話が変な方向にそれてしまった。ポイントはマイナス要因の記事が削除されたこと。
ファンやアンチが自虐的に下降線だと言っているうちはまだいい。
世間がそう思うことは絶対に避けなければならない。
なぜなら、今いるスポンサー様が一斉に手を引く可能性があるから。
CMの話題からCDに話を戻そう。だから、何が何でも「ミリオン」を維持すべきなのだ。
個別握手日程を四日から五日、六日、七日・・・と増やしてでもミリオンを達成することに意味がある。
日数を増やしてなんとかかんとかミリオンに届いている”からくり”は世間には伝わらない。
ミリオンを続けていることだけがニュースになればいい。
業界で一番CDを売っているグループという肩書きがあれば、音楽番組にも出演し続けられる。
スケジュールの破綻はCDのリリースペースを落とすことで解決する。年5枚から年3枚に減らせばいい。
どんな手を使ってでもミリオン達成させる。ミリオンを継続させる。
ミリオンから陥落=グループが落ち目であることを世間に知らしめることになってしまうからだ。
一度そういう負の流れが出来ると、一気に人は引いていく。同時に金も引いていく。
既存のヲタも、ライトファンも、一般人も、スポンサーも、関連企業やスタッフもだ。
金のあるところに人が集まる。悲しいかな資本主義社会の道理。
ミリオンの切れ目が金の切れ目になり、それが縁の切れ目に繋がって行く。
アイドルや音楽業界に限らず、一斉を風靡したあらゆるものに通じることだ。
規模を縮小して、原点に立ち返り劇場中心の活動にシフトするのがいいのかどうか。
売上げを意識せずじっくり音楽を作れるから良い曲が生まれる可能性は高い。
公演内容は充実するだろうし、今以上にファンとの距離は近くなり、ファンにとっては良いことずくめ。
でも、それって初期のAKB。ファンだけが楽しむコンテンツ。それでいいのか?
今のAKBはバブルのよう。あちこちにガタが来ており、兆候は色々見える。きっとどこかで弾ける。
それでもミリオンにこだわり売り続けないとダメなんだ。グループを存続させるために。
繰り返しになりますが、自分の考えとは逆の意見です(笑)。
ミリオンを割って、不良債権処理を進め、事業をスリム化させる方向に舵取りすべきだと思う。
外部から有能な経営者を招聘すれば可能だと思うが、何せ芸能界。無理だろうなぁ。